子どもの運動神経は遺伝で決まってしまうのか?!
「運動苦手だったから子どもに遺伝しちゃうのかな?」
「親の運動神経は子どもに遺伝しちゃうのかな?」
今回はそんな疑問にお答えしていきます。
運動神経は遺伝によって決まるのか?
結論からいうと...
運動神経だけでは決まりません。
ではいつどのように決まるのか?
まずは運動神経とは何か?というところから
見ていきましょう
運動神経とは、
俊敏性・バランス感覚・リズム感などを指します。
そして、運動神経がいいというのは
インプットしたものを操作・調整して
アウトプットする
能力のことを指します。
大学ラクロス部を対象にある調査が行われました。
リズム感の良さと競技の高さが一致するかどうかという調査です。
結果はほとんど一致しており、リズム感がいい選手は
監督が競技力が高いと認めた選手だったんです。
ではこの運動神経、どのようにして伸ばしていったら
いいのでしょうか?!
生後1番発達が早いと言われている神経系を見てみましょう!
こちらはスキャモンの発育曲線といいます
これは、さまざまな能力が
どの時期にどういったタイミングで
伸びていくかというものを表したものです。
この図のとおり
神経系は、4〜5歳で80%が完成し、
12歳ごろに 100%に近づきます。
そして20歳ごろから緩やかに低下していきます。
したがって、この12歳までの間に
いろんな運動経験を重ねることが重要となります。
なぜ特定の種目ではなくいろんな運動経験が必要なのか?
それは、左右にバランスの偏りを生まないようにするためです。
同じスポーツしかやっていないと
利き手利き足を多く使うことになってしまいます。
いろんな運動経験を重ねることによって体のバランス感覚を
整えることが重要となるわけです。
そして、忘れてはいけないのは
子どもが楽しみながら運動経験を重ねる環境を整える
ということです。
運動神経のよさは子どもの頃の
運動経験によって決まるということを紹介しました。
楽しみながらできる環境を一緒に作っていきましょう!!
閲覧ありがというございました★