ほめて、伸ばす
みなさんも聞いたことがあると
思います。
ほめるイメージとして
ほめる=いい事
ほめる=自己肯定感が高まる
と、ほめることって
すごく有効的なイメージがある
と思います。
私も怒ってばっかりのころ
「怒るんじゃなくて
ほめよう!ほめよう!」
と意気込んでいました。
雰囲気はよくなるのですが
子供が自分で考えて行動するようには
なりませんでした。
実は、ほめる時にたった1つのことを
意識すると結果が変わるんです。
それは、
「過程をほめる」
事なんです。
聞いたことはあるけど
ほんとにそれで結果が変わるの...?
私も同じことを思っていました。
アメリカの大学でこんな研究がされています。
子どもたちにテストを受けてもらい、
子どもを2つのグループに分けます。
1つ目は
子どものテストの点数をほめるグループ
2つ目は
子どものテストを受けるまでの過程をほめたグループ
その後の子どもの行動を調査したのですが、
1つ目のグループの子どもたちは
自分が解ける問題を解き始めたんです。
一方、2つ目のグループの子どもたちは
今までより難しい問題を解き始めたんです。
この研究では、結果(テストの点数)をほめた場合
子どもはその点数を維持しようとする。
でも過程をほめると、
もっと頑張ろうと意識するわけだと結論づけています。
こう言われると、
たしかに...と納得できると思います。
さらにこの研究には続きがあり、
結果(テストの点数)をほめた子どもたちが
次のテストの点数が悪いと
それを必死に隠そうとする。
とも書かれています。
つまり、嘘をつきやすくなってしまうんです。
過程をほめることを意識すれば
目先の結果は大きく変わらないかもしれませんが
自分のできないことにもひとりで
挑戦しようとなるわけです。
結果がよくても悪くても
過程をほめてみてください。
子どもに小さな変化が見られます!